nekoTheShadow’s diary

IT業界の片隅でひっそり生きるシステムエンジニアです(´・ω・`)

不在者投票に行ってきた

2021/10/31投開票が行われた第49回衆議院議員総選挙で、自分は不在者投票を行いました。個人的には珍しい体験だったので、選挙も終わったことですし、体験を簡単にまとめておこうと思います。

不在者投票とは何かについての自分の理解 (間違ってたらごめんね)

日本の選挙は居住地で投票日に投票するというのが原則です。しかし事情によってはその原則を破ってもよいことがあって、投票日に投票する原則を無視できるのが期日前投票。これは結構メジャーですね。そして居住地以外で投票が認められるのが不在者投票となります。

不在者投票が認められる理由はさまざまありますが、自分の場合は住民票の住所と選挙人名簿の住所が違うというものでした。日本の選挙制度では、その土地で誰が投票してよいのかについては、選挙人名簿というもので管理されています。要は住民票とは別に管理されているわけです。この選挙人名簿に登録されるのは住民票が作成されてから3か月後と法律で決まっています。いいかえると、転入してから3か月たってはじめて住民票の住所の選挙に参加できるというわけです。

自分の場合、今住んでいるところに転入してきたのが2021年9月。今の住所の住民票が作成されてから3か月経っておらず、選挙人名簿の住所が引っ越し前の住所となっており、今回の選挙では引っ越し前の住所の選挙区で投票する必要がありました。ただ引っ越し前の住所はかなり遠方ということもあり、不在者投票が認められたという経緯になります。

不在者投票の一連の流れ (自分の場合)

選挙が公示されてすぐ、転入前の選挙管理委員会から「不在者投票したいなら書類書いて送ってね」というお手紙が届きました。そこでお手紙に書かれている通りに書類を作成し、普通郵便で送り返すと、もろもろの書類とともに、謎の封筒が送り返されてきました。この封筒が重要らしく、絶対に開けてはならないと書かれており、なかなかものものしい感じです。あとは不在者投票期間中に送られてきた書類と封筒を持って、現住所の選挙管理委員会不在者投票を行います。

現住所の選挙管理委員会は最寄りの区役所に設置されており、期日前投票もそこで行われていました。行ったのが休日のためかなり混んでいて、かなり待つことを覚悟した記憶があります。そこの案内係らしい人に不在者投票に来たむねを告げると、期日前投票とは別の不在者投票専用の小部屋に連れていかれました。そこで不在者投票担当のスタッフに持ってきた書類と封筒を渡すと、封筒を目の前で開けてくれて、不在者投票が開始になります。さて、その開けてはならないとされる封筒の中身は投票用紙と投票用紙封入用の封筒でした。この投票用紙に投票を行ったあと、同封の封筒に投票用紙を封入。覚えている限りでは2重にしたと思います。この封筒に厳重に封をした後、封筒にも記名。最後に不在者投票担当のスタッフにその封筒を渡して、不在者投票はおしまいになります。

ちなみに期日前投票とは違って、不在者投票のほうはがらがらで、すぐ終わって帰りました。

不在者投票した感想

不在者投票をやってみた感想ですが、まあ面倒のひとことですかね。手書きの書類を作って郵送しなければいけなかったり、わざわざ休日に選挙管理委員会までいかないといけなかったりと、やらないといけないことがいろいろあって、なかなか大変です。自分の場合、選挙管理委員会のある区役所が近所だったので、散歩と買い物がてら行けたわけですが、それでもここが一番腰が重いかなという感じです

あと不在者投票に関する情報が少ないのも困りました。このご時世、ネットに転がっていそうなものですが、こと不在者投票についてはわかりやすい情報がないんですよね。自分の場合、ぶっつけ本番(?)のような感じでものごとを進めましたが、この情報のなさを不安に思う人はいそうです。期日前投票が混みかえっている中、不在者投票ががらがらだったということを考えると、利用する人が少ないから情報も少なくなるのだと思いますが、このあたり少し改善されるといいなと思いました。それもあって、自分はブログに体験記を残しているわけです。

あまりネガティブなことばかり書いてもよくないので、楽しかったことも書いておくと、自分が研修材料にされたのはちょっと愉快でした。不在者投票の担当者はベテランっぽい人だったのですが、自分が不在者投票に来るやいなや、若手と思われる3名を呼んできて、不在者投票の一連の流れを見学させていました。いわゆるOJTというやつですね。やっぱり不在者投票するやつは珍しいんですかね? ちなみに不在者投票が終わって帰るときには、そのベテラン1名と若手3名の計4名に頭を下げて見送られたので、気分はちょっとしたVIPでした(?)。