nekoTheShadow’s diary

IT業界の片隅でひっそり生きるシステムエンジニアです(´・ω・`)

『Effective SQL』(翔泳社)を読み終わった。

Effective SQL

Effective SQL

えふぇくてぃぶ(´・ω・`) いわずとしれたEffectiveシリーズのひとつで、そのタイトルの通り、SQLDBMSに関するベストプラクティスが手ごろにまとまっています。ただSQLと大々的にうたっているわりにSQLそのものに関する記述は6-7割程度で、残りはDBMSに関する記述になります。もっともSQLDBMSは切っても切り離せない関係にあるので、DBMSに関する記述が多くなってしまうのは仕方ないかなという気はします。

正直なところ、本書を読んでみて、目新しいと思えるトピックはなかったように感じました。しいていうならば、インデックス周りの話は勉強になったというか、体系だって学べたのはよかったと思います。ここでわたしのバックグラウンドを話しておくと、アプリケーション開発中心のシステムエンジニアで、SQLDBMSにはちょっとだけ関心をもっており、いろいろと関連書を読んでいます。この程度の人間でも「基本の復習にはなった」というような感想を持つので、上級者やSQL魔人(SIerにはそういう人がたまにいるのだ)にはやや物足りないかもしれません。

しかし逆に言えば基本がしっかりとまとまっているということであり、脱初心者や中級者を目指すという人には本書はもってこいだと思います。ベテランの開発者でもSQLDBMSが苦手という人は少なくないため、その分野について、人よりちょっぴり抜きんでているだけでも結構武器になるはずです(実体験)