nekoTheShadow’s diary

IT業界の片隅でひっそり生きるシステムエンジニアです(´・ω・`)

マークス・ウィナンド著・ 松浦隼人訳『SQLパフォーマンス詳解 』を読んだ

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たしかこの記事を読んで、興味を持って、買った本です。自分は普段、本をhontoで買うのですが、本書の印刷版はamazon限定ということだそうで、覚えている限りではプロテインか何かを買うついでに注文した記憶があります (だから何)。

タイトルにはSQLパフォーマンスとありますが、ざっくり「インデックスに関する本」といってしまってよいでしょう。インデックスの根本的な仕組みに始まり、インデックスを生かすSQLコーディング、JOINやORDER BYやGROUP BYとインデックスの関係性、インデックスの設定の仕方など、インデックスに関連するお話が体系的かつ簡潔にまとめられています。

インデックスに関する本というのは珍しいという印象があって、あったとしてもどちらかといえばアカデミックよりのものが中心ですが、本書はかなり実務寄りで、読んだ次の日からシステム開発のお仕事で役に立つタイプです。SQLのパフォーマンスに悩んだとき、手元にあると心強い1冊だと思います。

またDBチューニングとなると、「XXというパラメータを変える」みたいなDBMS依存の話になりがちですが、本書は特定のDBMSに依存していないどころか、「この実装ではこうで、あの実装では違う」というような、DBMSごとの違いまで触れています。つまり横断的な知識を得られるにもかかわらず、ボリュームは200ページちょっとと非常にコンパクト。DBにSQLを投げつけたり、DBのお守りをしたり立場の人にはお勧めできる本であるかと思います。