自分のTwittterのタイムラインで話題になっていたので読みました。ミーハー精神大事。結論からいうと、とてもよい本でした。みんなも読もう!
2017年9月にOracleがJavaのリリースモデルの変更を発表して以来、Javaとそれを取り巻く環境は大きく変化してきました。しかし不幸なことに、「変わる」ということばかりがクローズアップされ、「具体的にどう変わったのか、どう変わっていくのか」については、おきざりにされる傾向がありました。たとえば「Javaが有料化される!」なんて話が飛び交ったこともありましたね。これも「変わる」ことばかりに注目して、騒いだ結果だといえます。個人的には、その当時新システム導入のための技術選定をしており、Java有料化のうわさを聞きつけたユーザにかなり詰められた思い出があります(´・ω・`)
本書はこの「具体的にどう変わったのか、どう変わっていくのか」について、端的かつ網羅的に整理してくれています。なかにはインターネットで拾っていた話もありましたが、そうした断片的な情報が体系的にまとまっており、復習にはぴったりの1冊です。プログラマに限らず、お仕事でJavaにかかわる人、なかでも技術的な決定権を持つようなロールの人にとっては、必携の本といえるでしょう。
最後に本書の目次を一覧化しておきます。この中でひとつでも「関心があるが、いまいちよくわかっていない」「全体像が把握できていない」という場合には買って読むだけの価値があると思います。