これを書いている人は基本的には漫画読みではないのですが、たまには漫画を読みたくなることもあります。そこでここ数か月で読んだなかで、面白かったいくつかの作品について読書メモを公開します。ただ繰り返すようにわたしは漫画についてよい読者ではないので、もしかすると頓珍漢なことを書いているかもしれませんが、許してください(´・ω・`)
久住昌之、土山しげる『漫画版 野武士のグルメ』『漫画版 野武士のグルメ 2』(幻冬舎)
- 作者: 久住昌之
- 出版社/メーカー: 晋遊舎
- 発売日: 2009/01/24
- メディア: 単行本
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- 作者: 久住昌之,土山しげる
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2015/03/14
- メディア: 単行本
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以前に読んだ『孤独のグルメ』が面白かったので、同系統の漫画を探していたところ、『孤独のグルメ』に並んで平積みされていたので購入。原作者が『孤独のグルメ』と同じのようですね。定年退職後に時間が有り余っている還暦男があちらこちらでご飯を食べる――というだけなのだが、引き込まれてしまう。作中では「野武士」と称される、主人公の食に対する姿勢は確かにユニークではあるものの、それを除くとただただおっさんがご飯を食べているだけ。しかし面白い。不思議(´・ω・`) 『孤独のグルメ』しかり、それが何かは説明しづらいものの、漠然と面白いという不思議なタイプの作品でした。
手塚治虫『ルードウィヒ・B』(希望コミックス カジュアルワイド)
- 作者: 手塚治虫
- 出版社/メーカー: 潮出版社
- 発売日: 2016/06
- メディア: コミック
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手塚治虫の絶筆で、以前から関心はあったものの、読むに至らなかったのですが、偶然書店でいわゆる「コンビニコミック」版の本作を発見。値段も手ごろだったので、手に取った次第です。これが死の間際、病床にて書かれたとは思えない出来上がり。とくにフランツの存在。これが本作を音楽家の伝記漫画にたいへんな深みを持たせています。絶筆ということで、本作はかなり半端なところで終わっています。かなわないことではありますが、続きが読みたい(´・ω・`) 007シリーズやシャーロック・ホームズシリーズなど、すでに亡くなった作家の作品をほかの作家が書き足していくということは欧米ではよく見られるので、本作もほかの漫画家が続きを書いてくれないかしら(´・ω・`)
赤塚不二夫『おそ松くん ベスト・セレクション』(ちくま文庫)
おそ松くん ベスト・セレクション (ちくま文庫 あ 34-3)
- 作者: 赤塚不二夫
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2016/04/06
- メディア: 文庫
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『おそ松さん』人気にあやかってか、本書が平台に積み上げられていたので、ついつい購入。有名漫画ですが、よくよく考えてみれば内容を知らない。せっかくの機会だし、抜粋版を読んでみるのも悪くない――という軽いのりで読み始めたのですが、面白かった(´・ω・`) とにかく無茶苦茶でナンセンス。そもそも6つ子という設定もぶっ飛んでいるうえに、話自体もそもそも筋があるのかないのかよくわからない感じで、とにかく勢いだけで進みまくる。あとがきによると、作者の赤塚不二夫自体がけっこうな奇人変人だったのですが、しかし奇人変人にしか書けないような作品という気もします。
ビタワン、結うき。、火野遥人 他『いやされて 社畜女子のコミックアンソロジー』 (電撃コミックスNEXT)
いやされて 社畜女子のコミックアンソロジー (電撃コミックスNEXT)
- 作者: ビタワン,結うき。,火野遥人,他
- 出版社/メーカー: KADOKAWA
- 発売日: 2017/11/25
- メディア: コミック
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毎週Twitterで読む『社畜ちゃん』の更新だけが楽しみという社会人生活(血涙)を送っているのですが、その『社畜ちゃん』の原作&作画コンビが宣伝していたので購入。感想としては――かわいい(´・ω・`) とくに今の現場は殺伐している(炎上中)ので、本作に掲載されている作品の登場人物のような人がひとりでもいれば精神の癒しになるのですが、そうはうまくいかないですよね(´・ω・`)