以前にMacBookを買うべきか、ThinkPadを買うべきかを悩んでいるという記事を書いたのですが、結局ThinkPadを買いました。機種はX270。ThinkPadシリーズでもっとも人気がある12.5型のモデルですね。メモリは8G、256GBのSSDを積んでお値段およそ12万円弱というところでした。意気込んで池袋のビックカメラパソコン館まで足を延ばしたものの、実態はオンラインショッピングの代行をしてくれるだけでした(´・ω・`) まあビックカメラ購入クーポンがあったらしいので、良しとしましょう。
ThinkPadを購入したのは、やはりトラックポイントとThinkPad特有のキーボード。トラックポイントについてはひとたびこれに慣れてしまうと、二度と手放せない中毒性を持っています。MacBookにもトラックパッドというそれはそれでよくできた操作デバイスがあるものの、ホームポジションを崩さなくてよいという点ではやはりトラックポイントに軍配が上がります。またMacBook特有の「ぺらぺら」キーボードが苦手、というかThinkPadのキーボードの出来が良すぎるのです。わたしがPCを利用する目的といえば、プログラミングとQiitaを含むBlog執筆。すなわちキーボードをたたいている時間がとにかく長いため、キーボードにはこだわりたい。となるとMacBookは選択肢から自然に外れてしまいます。
ちなみにお仕事でMacBookを使っている/使わされているというのもThikPad、もといWindowsを選ぶ理由のひとつだったりします。お仕事でもMacOS、プライベートでもMacOSというのは結構つらいし、精神的に休まらない(´・ω・`)
懸念点としてはOSがWindowsになってしまうということ。プログラマやソフトウェア開発者の多くがMacユーザであることが話題になりますが、これにはきちんとした理由があります。ずばり環境構築が容易であること。この世界のソフトウェアの大半はUNIXというOSから生まれているのですが、実はMacOSはこのUNIXをベースとしています。つまりMacOSはソフトウェアが作られた環境と親戚関係にあり、ひるがえってその環境を再現しやすいのです。事実お仕事でMacを持たされた際にソフトウェアの開発環境を構築したのですが、windows7時代に比べて圧倒的に楽。この環境構築が楽という点が最後まで迷った最大の要因でした。
もっともソフトウェアのレベルであれば、Windowsでもなんとかなります。とりわけWindows10からはWindows Subsystem for Linux(通称WSL)が正式にサポートされるようになりました。要するにWindows上でLinux(UNIXの仲間)を簡単かつシームレスに運用できるというもので、天下のMicrosoftが作っているだけあって、非常に出来が良い。凝ったことをしようとなると、そもそもがUNIXベースのMacOSのほうが有利ですが、わたしが個人で利用する程度であればWSLで十分事足りますし、これで事足りないのであればVMWareなどで仮想環境を構築するまでです。
ソフトウェア面は多少面倒でも努力さえすればなんとでもなりますが、ハードウェアはそうはいきません。MacBookのキーボードが気に食わない、トラックポイントをつけたいと思っても、こればかりはどうしようもない。この辺りの事情を鑑みて、結局ThinkPadを買うという決断に至りました。ではこの判断は正しかったのか? いうまでもなく大満足です。その証左が、もろもろの環境構築が終わってX270に本格的に触れ始めた2日間で書いたブログの記事数(実をいうと、年末を除いた今年最後の土日ということで、たまっていた話題をひたすら消化したという面もあるのですが)。やはりキーボードが打ちやすいと、文字を書く手が止まらなくなりがちです。
- 最近の読書記録(宗教編):『キリスト教史』『『ふしぎなキリスト教』と対話する』『ごまかさない仏教』『仏教思想のゼロポイント』
- 最近読んだノンフィクション(反社編): 『山口組三国志』『武闘派』『大阪府警暴力団担当刑事』
- 最近の読書メモ(小説編):『箱根山』『失われた世界』『時間に忘れられた国』『死の接吻』
- 最近の読書メモ(新書編):『ハプスブルク帝国』『応仁の乱』『『宗教国家アメリカのふしぎな論理』
- 水野貴明『Web API: The Good Parts』(オライリー・ジャパン)
- Bill Burke『JavaによるRESTfulシステム構築』(オライリー・ジャパン)
- 西田圭介『ビッグデータを支える技術: 刻々とデータが脈打つ自動化の世界』(技術評論社)
- Kent Beck『テスト駆動開発』(オーム社)
またThinkPadの中でも小さいモデルを選んだのは大正解でした。これまではDynabookの15.6型ラップトップを利用していたのですが、これがとにかくでかくて重い。お外に持ち出すのはまず不可能で、家の中で持ち運ぶだけでも一苦労。ラップトップといいつつ、膝の上に乗せて作業など絶対にできないという代物でした。一方ThinkPad X270は膝の上に乗せ放題。しかもトラックポイントのおかげで膝の上で作業がしやすい。当然持ち運びも容易。ちょっと場所を変えて作業をするというのが、これほどまでに自分のモチベーション維持になるとは思ってもいませんでした。まだ外に持ち出したことはありませんが、いつかスタバでどや顔してみたいですね(´・ω・`)