nekoTheShadow’s diary

技術ブログとして始めたはずが、読書&愚痴ブログになりました(´・ω・`)

青木峰郎『10年戦えるデータ分析入門: SQLを武器にデータ活用時代を生き抜く』(SBクリエイティブ)

本書のスタンスは「分析のためのSQL」。つまり主なターゲットはマーケターやアナリストであり、アプリケーション構築という観点で書かれているわけではありません。そのためプログラマやエンジニアの観点から読むと、やや退屈というか初心者向けの内容に思えるかもしれません(とりわけ前半部分)。しかしselect文すらもわからないような人たちがいるという、当たり前だが傲慢なプログラマが忘れがちなことに気づかせてくれました。

前半部分は基本的なSQLやOLAP関数の解説ですが、後半部分はデータ分析のためのシステム、つまりBIシステムに関する話に移っていきます。こちらはプログラマにも読む価値がある内容であり、とりわけデータマートをめぐる思想やSQLのみを利用したバッチ処理を解説した部分などは大変勉強になりました。

最近はデータ分析の重要性が経営層などにも浸透しつつあり、専業の分析屋さんでなくとも、データ分析に関わることがあります。プログラマであれば、BIに関わるシステムの構築が多いと思いますが、その際にデータ分析の視点を持っているか持っていないかで大きく違いが出ることはいうまでもありません。一歩先を走るプログラマになるためのとっかかりにはちょうどよい1冊だったと思います。