nekoTheShadow’s diary

技術ブログとして始めたはずが、読書&愚痴ブログになりました(´・ω・`)

矢野啓介『プログラマのための文字コード技術入門』(技術評論社)

プログラマのための文字コード技術入門 (WEB+DB PRESS plus) (WEB+DB PRESS plusシリーズ)

プログラマのための文字コード技術入門 (WEB+DB PRESS plus) (WEB+DB PRESS plusシリーズ)

日本社会でプログラマ稼業/システムエンジニア稼業をやっていて避けて通れないのが文字コード。とりわけわたしのようにSIerで働いていると、複数システムの連携において文字コードが問題になることが頻繁にあります。「Windowsシステムが送ってきたShift-JISのcsvUnixベースのシステムにとりこみ、この結果をUTF-8csvにしてLinuxシステムに送る」程度であればまだかわいいほうで、ここにメインフレームやらLotus NotesやらEメールやらがかかわると、途端に地獄を見ることになります。かくいうわたし自身も文字コード起因のトラブルに巻き込まれたということもあり、本書を手に取った次第です。

文字コードの基礎の基礎から学べ、なおかつその応用まで一冊です。文字コードに関する技術はもちろんのこと、文字コードをめぐる歴史や文字コードプログラミング言語の関係、あるいは文字コードをめぐるトラブルシューティングなどなど、盛りだくさんの内容でした。「入門」とタイトルにはありますが、その割には比較的骨のある内容で、読みとおすには時間と力量が必要になるかもしれません。とはいえその骨太さはそれだけ内容が確かであることの裏返しですし、手元に置いておく価値がある1冊だと思いました。