nekoTheShadow’s diary

技術ブログとして始めたはずが、読書&愚痴ブログになりました(´・ω・`)

最近読んだ海外小説:『ゴッド・ファーザー』『拾った女』『動物農場』

わたしの趣味は読書。そして読んだ本の感想をブログに書くこと――なのですが、最近仕事(システムエンジニア)が忙しく、読書記録を書く時間がなかなか取れませんでした。そこで(?)今日はここ数週間で読んだ本のうち、面白かった海外小説_だけをピックアップして記事にしたいと思います。

マリオ・プーヅォ『ゴッド・ファーザー [上]』『ゴッド・ファーザー [下]』(ハヤカワ文庫)

ゴッドファーザー〈上〉 (ハヤカワ文庫NV)

ゴッドファーザー〈上〉 (ハヤカワ文庫NV)

ゴッドファーザー〈下〉 (ハヤカワ文庫NV)

ゴッドファーザー〈下〉 (ハヤカワ文庫NV)

有名な映画の原作です――が、その映画は見たことがないという(´・ω・`) 原作を読んだ限りではとても面白かったです。マフィア・ギャングが舞台ということで謀略や派手なアクションが中心の物語と思いきや、その手のシーンはかなり控えめ。ノンフィクションを思わせる静謐な文体で、シチリア・マフィアを率いるはめになった青年の成長が描かれていきます。マフィアを舞台にした教養小説といって過言ではないでしょう。

チャールズ・ウィルフォード『拾った女』(扶桑社文庫)

拾った女 (扶桑社文庫)

拾った女 (扶桑社文庫)

戦争後遺症により生きる気力を失った、才能のない絵描きの青年と、厳格な親と暴力的な夫に縛られた美しい人妻。かれらふたりが偶然出会い、そしておちるところまで落ちていく。典型的な暗黒小説です。物語自体も面白いのですが、作品全体の雰囲気、すなわち1950年代=冷戦初期のアメリカがにじみ出ている感じが非常に好みでした。

ジョージ・オーウェル動物農場』(ハヤカワepi文庫)

いわゆる(?)ディストピア小説です。寓話的というか童話的な内容が特徴でしょうか。作品が書かれた時代や作者のオーウェルがのちに『1984』を書くという歴史的事実を考えると、本作品の批判対象は間違いなくソビエト連邦。それもスターリンだと考えられるのですが――しかしわたしには本作が民主主義全般への皮肉が込められているように感じられました(単にスターリニズム批判であれば、本作が古典として扱われることはないはず)。