nekoTheShadow’s diary

IT業界の片隅でひっそり生きるシステムエンジニアです(´・ω・`)

就職活動雑感その3。

 <今週のお題「私がアツくなる瞬間」> この企画にかこつけて、今日は最近あったストレスをここにぶちまけておきたい。

 わたしはいま猛烈に怒っている。どちらかといえば温厚かつ冷静でめったに「アツく」ならないわたしだが、怒りが全くおさまらない。いつもは「ですます調」でブログを書いているが、今日に限っては「だである調」にしたい。それぐらい「キレている」。

 原因は就職活動にある。先日さる上場企業の情報子会社の子会社(つまり孫会社)の面接を受けに行ったのだが、これがひどかった。

 それは学生1人に対し人事部長と役員が1時間面接するといった内容だったのだが、問題は役員の態度。椅子にふんぞり返り、あいさつしてもこちらを見ようとせず、手元の紙ばかり見ている。途中話しかけてくる態度は居丈高そのもの。質問の内容に意味がありそうかというとそれもなく、ただただ学生を圧迫したい・委縮させたいという意図しか感じられないような印象だった。

 まあ腹は立っているが、正直いうとこの役員に同情しなくもない。話を聞く限り、もともと大元の上場企業にいたようだ。つまり50代そこそこ(推定)でさほど規模も大きくない孫会社に出向させられているのである。社会経験に乏しいわたしでも、これがいわゆる「左遷」ということは察してしまう。おそらく「片道切符」というやつで、「孫会社の役員」以上の出世は見込めず、いらいらしているのだろう。そのストレスを学生にぶつけているのだとすれば最低だが、100歩譲って理解はできなくもない。

 さて面接が終わり、学生控室(個室)に移され、40分の学力検査を行ったのだが、ここで私の怒りは最高潮に達する。というのも、控室が面談場所のすぐ近くにあり、壁が薄いのか、面接後の内輪のフィードバックが筒抜けなのである。曰く、わたしは「地頭は良さげで積極性もある。ただ留年しているので減点して、3点」だそう。○ね。

 よっぽど殴り込んでやろうかと思いながら試験をこなしていると、どうやら別の新卒の面接が始まったらしい。もちろんその内容も筒抜け。ふむふむ、面接されているのは秋田からやってきた理系の女の子なのね……って、あの役員、えらく女の子には優しい。わたしにはパワハラすれすれの態度をとったくせに、相手が女の子、それも美人(あとで覗いた)になると、途端にでれでれしている。○ね。

 ちなみにこの女の子に対する面接後の評価もまるぎこえであった。「0点」。どうやら彼女、履歴書をワープロで作ってきたらしい。これが役員の気に食わなかったようで、「手書きの文字を見れば人格やら来歴やらがわかる」という自論をとうとうと説いていた。

 何度も言うが、受けた会社は情報子会社の子会社。つまりIT企業である。しかも会社指定の履歴書はウェブページからダウンロードする決まりになっており、「手書きではなくむしろコンピュータで作ってこい」という意図なのかと勘ぐってもおかしくない。というかわたしもちゃんと指示は受けてないぞ。人事部諸君、しっかりしろや。少なくとも役員に対する仏心はすっかり失せてしまった。もし彼女が「0点」という評価を聞いていたら、卒倒ものだろう。彼女に心から同情した。

 ところで学力検査は40分の予定で、終了の際に人事部の方が来てくれるとのことだったが、1時間たってもまだ来ない。結局来たのは1時間30分近く経過してから。このときも一向に悪びれる様子もなく、平然としているところにまた腹が立つのである。

 事前の電話連絡では、この学力試験をもって今日は解散の予定だった……が、新たに論文試験が追加されたとのこと。これを告げるときも当然人事部の人間は悪びれようとしない。「就活生なら当然応じるよね?」といわんばかりに、原稿用紙を突き付けてくる。実をいうと学校の紹介(推薦ではない)でこの会社に来ているので、学校の顔に泥を塗るような無茶はできない。それがわかっていたので、原稿用紙を引き裂きたくなる衝動を必死にこらえ、升目を埋めていった。

 論文試験は30分の予定だったが、案の定予定時刻に人事部はあらわれない。来たのは1時間はゆうに経過してからである。もちろんこの不手際を謝罪しようともしない。○ね。

 当初の予定は2時間程度で解散だったはずだが、結局終わったのは3時間30分後。あとの予定がなかったからよかったものの、あったらどう責任を取るつもりなのか。ここまで来ると怒りを通り越して脱力してしまった。もう笑うしかない。

 ――怒りに任せて、ながなが書いてしまったが、最後にこれだけはいいたい。

 「就活生をなめるな」

 採用担当諸君。正社員になりたさにこびへつらう就活生を見て、神様か何かになった気分になるのはわからなくもない。だが君たちが就活生を値踏みすると同時に、就活生も君たちを値踏みしているのである。今は無力な就活生でも、将来は消費者・ビジネスパートナになるかもしれない。そのとき就活で抱いた悪感情がどう働くだろうか?

 事実受けたのは孫会社だが、大元の上場企業まで嫌いになってしまった。1消費者としてそこの商品は絶対に買わないし、保有するスポーツチームも絶対に応援しない。不祥事を起こそうものなら、赤飯を炊いてお祝いである。大人げないが、とにかく嫌いになったのだから仕方ない。それぐらいひどい会社であった。