- 作者: 北方謙三
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 1988/10
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北方謙三は
- 純文学作家としてデビュー、
- これが売れず、通俗ハードボイルドへと転向、
- 近年では、時代小説や剣豪小説なども多く執筆し、
- 大衆小説の大家となりつつある
という不思議な経歴の持ち主。
このうち本作品はハードボイルド期の作品で、推理小説協会賞長編部門を受賞している。
世評だと、ハードボイルド期北方の作品の中では、『檻』あたりが傑作と名高いのだけれど……
- 作者: 北方謙三
- 出版社/メーカー: 集英社
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なんというか『檻』はメロドラマみたいなんだよね。
それに比べると、『渇きの街』はかなりノワールより。
ハメット風といえば伝わるかしら。
要は「乾ききっている」というやつです。好みの小説でした。